タンスのゲンは、最大40℃の環境でも動作可能な「スポットクーラー 猛暑対応モデル」を発売した。直販価格は29,999円。
スポットクーラーは、エアコンと同様に空気を冷却する構造を持ちつつ、取り付け工事が不要な点が特徴。届いたその日からすぐに使用でき、部屋の好きな場所へ移動できる利便性がある。エアコンの設置が難しい部屋や、熱のこもりやすいキッチン、ガレージ、倉庫など、さまざまな空間に対応可能。特定の場所を効率よく冷やすため、省エネ効果も期待できる。
従来モデルの使用限界温度は38℃であったが、排熱効率を高めることで上限を40℃に引き上げ、より過酷な環境下でも冷風を届けることが可能となった。
本モデルでは、機能面だけでなくデザイン性も大幅に向上。新色「ファブリックブラック」は前面にファブリック素材を使用し、無機質な従来のスポットクーラーと比べて洗練されたデザインとなっている。ブラック基調のインテリアにも自然に調和する外観に仕上げた。
機能面においては、冷風・除湿・送風・スリープの4つの運転モードを搭載しており、風量は強・弱の2段階で設定可能。温度設定は16~31℃の範囲で調整できる。タイマー機能は1時間単位で最大24時間まで設定でき、就寝時や外出前にも便利。チャイルドロック機能も備えており、誤操作によるトラブルを防止できる。
除湿モードでは、1日あたり最大25L(60Hz)の除湿が可能で、梅雨時期の湿気対策や室内干しにも役立つ。さらに、本体内部の湿気を自動で取り除く内部洗浄機能を搭載しており、カビや雑菌の繁殖を抑える衛生的な仕様となっている。
また、排水の手間を省く「ノンドレン構造」を採用しており、除湿水を本体内で蒸発させて排気とともに屋外へ排出するため、一般的なスポットクーラーのように定期的な水抜き作業が不要である。
さらに、2025年モデルでは、左右ルーバーが手動から自動スイングに進化。冷風をより広範囲に効率よく届けることができるようになった。
使いやすさにもこだわっており、操作パネルはシンプルな設計で、液晶表示も見やすく、リモコンで離れた場所からも操作可能。キャスターと取っ手が付属しており、女性でも容易に移動ができる。構造がシンプルであるため、エアコンと比べて手入れがしやすい点も特徴だ。
窓への設置も工夫されており、2023年モデルから追加された窓パネルにより、対応する窓枠の高さは65~226cmと広範囲にわたる。腰高窓やテラス窓にも対応できる仕様。また、冷気の漏れや虫の侵入、雨の侵入を防ぐための補助パーツも同梱されている。
本体サイズは32×31×69.5cm(幅×奥行き×高さ)、重量は約20kg。定格消費電力は650W/750W(50/60Hz)。電気代は1時間あたり約23.66円/約27.3円(同)。。運転音は最大約56dB。本体カラーはホワイト、ファブリックブラックの2色。