佐野寿宏の生活・インテリアブログ!広島で中古マンションのリノベ活発、新築の価格高騰で
中國新聞デジタル
9/25(木) 12:03
新築マンションの価格高騰を受け、広島県内で中古マンションの部屋をリノベーションする事業者の取り組みが活発になっている。工務店は職人技を生かし、木材を使った全面改装を提案する。リフォーム業者はインテリアブランドと連携して訴求力を高め、需要を掘り起こそうとしている。 【広島再開発マップ】更新中 木材を使い、マンションの部屋の改装を提案するのは工務店のきよかわ(広島市安佐北区)。構造は強い半面、画一的になりがちな間取りをライフスタイルに合わせて一新し、木のぬくもりを演出する。安佐北区可部にモデルルームを設け、見学会を定期的に開いている。 新築物件が値上がりする中、買い控えする子育て世帯や、一戸建て住宅の管理に負担を感じる高齢者をターゲットに選択肢を増やそうと昨年、事業化した。清川太視専務は「広島は平らな土地が少なく、土砂災害が起きやすい場所も多いため、もともと新築物件の価格が高くなりがちな土地柄。限られた予算でも心地よい暮らしを提案したい」と語る。 住宅リフォームが主力のマエダハウジング(中区)は、インテリア雑貨ブランドのダルトン(静岡市)とのコラボを7月に打ち出した。2008年からマンションのリノベを手がけるが、顧客が改装前の中古物件だけを見ても生活様式を想像できず、なかなか購入に至らない課題があった。改装だけでなく雑貨や家具も一括で提案し、中古物件の販売につなげる。 前田政登己(まさとみ)社長は「新築から中古の取得にニーズが切り替わっていくだろう。消費者に分かりやすい家の買い方を伝えていく」と見据える。マンションのリフォーム・リノベの売上高を今後5年で2倍の20億円に伸ばしたい考えだ。 不動産経済研究所(東京)によると、24年の広島市の新築マンション1戸当たりの平均価格は5372万円。前年より31・8%上がり、過去10年で最高だった。背景には建築資材の価格や人件費の上昇がある。 古くなった公営住宅を活用するのはビレッジハウス・マネジメント(東京)。複数の独立行政法人から取得した雇用促進住宅を改修し、手頃な家賃で貸し出している。中国地方では145カ所の計1万4445戸を管理する。入居率は、雇用促進住宅の取得を始めた17年の26%から25年5月に74%に上がった。 岩元龍彦社長は「建築費が高くなれば家賃も高くなる。既存の建物を活用し、工事の管理や営業を自前で担うことで安く提供できる」と説明する。
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